学校法人 中九州第二学園

認定こども園 わかくさ幼稚園について

本園のホームページをご覧の皆様へ

中九州第二学園理事長・認定こども園 帯山幼稚園園長

吉田精華

目指す社会


人は元来、一人では生きていけず、どんな人も周りの人に支えられ、助けられて生きています。様々な個性や特性、考えをもつ人々が、社会の中で融和し、それぞれの良さを認め合い、自分にない所を補完し合いながら共に生きていける社会が、私の理想とする社会です。家庭や学校、職場や地域社会、国際社会においても同様です。すべての人々が自己のもつ力を発揮し、自分にできることで世の中に貢献できる、そんな社会になることを願っています。

 

本園の乳幼児期に対する考え方


生涯にわたる人格形成の基礎が作り上げられる乳幼児期。この時期を単に小学校への準備期間として捉えるのではなく、この時期そのものが乳幼児にとってとても重要な意味を持つものであると捉えています。

この意味で本園では乳幼児が自分の興味や関心、また自分なりの思いや考えに基づいて安心して生活し、自ら必要な経験を積み重ねていける環境(場、空間、時間など)を保障していくことを大切にしています。
乳幼児は、この時期を自ら周囲の環境に働きかけ、自己の持つ五感をフルに活用し発揮させながら、人や物事を感じ、認識していきます。そして、この周囲の環境との関りを通して、考えたり、工夫したり、試すなど、その応答性の中で、自己を感じ他者を感じ、自然や季節、更には文化や伝統など様々な事を体全体で感じとり、生きる力として身に付けていくのです。

本園では、このような学びの過程(プロセス)と子ども同士の学び合い、支え合い、育ち合いを特に重視し、教育や保育に取り組んでいるところです。

本学園の特色

学校法人 中九州第二学園の教育

建学の精神

一人ひとりの幼児の無限の可能性を信じ、その可能性に希望の火を点じ、その火が永久に燃え続けるようにとの願いをこめた教育を通して、幼児の生涯にわたる人格形成の基礎づくりを行う。

教育理念

●どの子にも…分け隔てなくすべての乳幼児に 
●よい環境で…安心して遊べる温もりのある環境の中で
●よい保育者による…専門性の高い優れた保育者による
●よい保育を行う…一人ひとりの能力や育ちに応じた教育・保育を行う

教育方針

1.一人ひとりの乳幼児の人格を尊重し、その能力や育ちに応じた教育・保育を行う。

2.幼児同士の学び合い、支え合い、育ち合いを重視した教育・保育を行う。

3.命を大切にする心を育む教育を行う。

4.障がいの有無にかかわらず、全ての子ども達が共に育ち合う統合教育を行う。

5.親と子の関わりを重視した教育を行う。

6.地域社会と連携し、地域に根ざした教育を行う。

教育の目標(目指す幼児像)

豊かな心情をもち、主体的に生活する幼児の育成を目指す。

●かしこい子(知)…
よく見、よく聞き、よく考える子ども。
〔意欲(自ら進んで活動する意志)・思考力(自ら考える態度)・創造力(自ら考え創り出す力)・表現力(自分の思いを表し伝える力)を培う。〕
●やさしい子(徳)…
誰とでも仲良く遊び、思いやりのある子ども。豊かな心と強い意志をもつ子ども。
〔感謝の心(父母、家族、友だちなど)・人間尊重(誰とでも遊ぶ。弱い者いじめをしない。)・忍耐力(困難に耐える)・克己(自己制御力を有する)・メタ認知(自分を俯瞰的・客観的に捉える力)を培う。〕
●たくましい子(体)…
物事に積極的に取り組み、心身共に明るく健やかな子ども。
〔挑戦する力・最後までやり通す力・自己肯定感・楽観性〕

目指す幼稚園像

・いっぱい遊べる幼稚園

・たのしいたのしい幼稚園

・なかよしこよしの幼稚園

目指す保育者像

1.人情のある保育者

2.子どもと一緒に遊び得る保育者

3.人間の偉大さを知る保育者

4.自然を愛し、自然に趣味をもつ保育者

5.子どもの僕たり得る保育者       

6.創造的な保育者  

7.子どもと同じ目の高さの保育者   

8.幼児教育の専門的な目を持つ保育者   

9.一人ひとりの幼児をみつめる努力をする保育者   

10.公平無私の保育者

本園の教育の特色

その1

知(かしこい頭脳)・徳(やさしくてがまん強い心)・体(たくましい体)の調和のとれた幼児を育てることに努力しています。

 
その2

家庭的なぬくもりのある安心と信頼の環境の中で、安定した情緒を培い、基本的生活習慣の自立を目指しています。

 
その3

幼児にとって楽しい幼稚園であるように、遊びを中心にした保育の中で、幼稚園教育要領及び幼保連携型認定こども園教育・保育要領に示されている五領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の保育内容を指導し、小学校教育の基礎を培うように努力しています。特に自由遊びでは、全身の五感を十分に活用し、試したり、工夫したり、挑戦するなどの体験を通して、また異年齢児との関わりと通して、生きる力を育んでいます。

 
その4

幼児の自発活動を重視し、幼児が自ら遊びを創造していく中で、充実感や満足感や成功感、失敗感などを味わい、小学校入学後に自ら進んで学習する児童の基礎づくりに努力しています。

 
その5

「おはようございます。」「ありがとうございます。」「ごめんなさい。」などがすなおに口をついて出る幼児、ご両親やお年寄り等に感謝し、自分と共に他人も大切にする思いやりのある幼児を育てることに努力しています。

 
その6

たくさんの質の優れた絵本を揃え、絵本の指導に力を注ぐと共に、貸出し絵本による親子読書(読み聞かせ)を通して、豊かな情操の陶冶と想像力や創造力の養成に努力しています。また、楽器の指導も重視し、音感教育にも意を注いでいます。

 
その7

飼育動物との触れ合いや、ちびっこ栽培園・野外保育場での稲・野菜の栽培や虫とりなど、自然に親しむ保育を重視し、豊かな感性と優しい心を培うことに努力しています。

 
その8

専任の体育講師による体育指導を取り入れ、幼児の運動能力の向上に努めています。また、外国人講師による英語あそびを通して、異なる文化や伝統に興味・関心を持ち、これらに親しみを持てるようにするなど、多様性を尊重する態度や国際感覚・理解の意識の芽生えを育むようにしています。

 

その9

子どもの自発的なあそびを通した学びのプロセス(過程)を特に重視し、乳幼児が自分の興味・関心、自分なりの思いをもって安心して生活し、自ら必要な経験を積み重ねていけるような環境の保障と、あそびの中で子ども一人ひとりが自己を発揮しながら、すべての子ども達が共に学び合い、支え合い、育ち合えるような教育・保育を行っています。

 
その10

教育上特別な支援を必要とするお子様については、お子様の発育や発達の程度、集団への適応の状況等を考慮し、受け入れ可能な場合もありますのでご相談ください。

本園のご案内

教育・保育時間

《1号認定》

 月~金曜日 8:30~14:00
※原則、月~金曜日。土曜日・夏冬春休みは預かり保育があります(原則、両親就労日の場合。やむを得ない事情の場合はご相談下さい)。
祝祭日及びお盆(8月13日~15日)、年末年始(12月29日~1月3日)は休園。

《2・3号認定》
 (保育標準時間)月~金曜日 7:30~18:30・土曜日 7:30~17:30
 (保育短時間) 月~金曜日 8:30~16:30・土曜日 8:30~16:30

※原則、月~金曜日。土曜日は原則、両親就労日の場合(やむを得ない事情の場合はご相談下さい)。
祝祭日及びお盆(8月13日~15日)、年末年始(12月29日~1月3日)は休園

幼稚園の一日

7:30~9:00
  登園
  出席カード提出等、持ち物の始末
  自由あそび

 

9:00~10:15
  自由あそび
  片付け・排泄・手洗いうがい

10:15~11:30
  朝のお集まり
  指導計画に基づいた主活動
  (歌、製作、楽器あそび、表現あそび、体育あそび、etc.)

11:30~12:40
  昼食と片付け

12:40~13:30
  自由あそび
  片付け・排泄・手洗いうがい
  体育教室(年長・年中)(火曜日・12:50~13:55)
  英語あそび(年長・年中)(金曜日・12:45~13:25)

 

13:30~
  帰りのお集まり
  その日の振り返り
  絵本、紙芝居、歌、手遊びなど
  明日の活動の話(明日への期待や夢をもつ話)

14:30~
  教育時間の終了(水曜日は14:00)
  保護者のお迎え、もしくは幼稚園バスにて降園

14:30~18:30
  預かり保育(1号・2号認定の幼児)…『たんぽぽルーム』
  外遊び、室内遊び、おやつの時間
  必要に応じて休息・睡眠
  順次降園

14:30~18:30
  保育(3号認定の幼児)…『すみれぐみ』
  外遊び、室内遊び、おやつの時間
  必要に応じて休息・睡眠
  順次降園

子育て支援クラス(ももぐみ)

1~3号認定のいずれにも該当せず、2歳~3歳未満のお子様を対象にした子育て支援クラス(ももぐみ)も設置しています。事前に申請しておくと年度中に満3歳になられたら1号認定児(幼稚園児)となります。令和3年3月2日~令和3年4月1日生まれのお子様は、令和5年5月から子育て支援クラスに入ることができます。

昼 食

《1号認定こども・子育て支援児》
週3回(月水金)は給食です。週2回(火木)は弁当持参になります。

《2・3号認定こども》
毎日、園で調理した給食(2~5歳は弁当箱を使用)を提供します。

預かり保育

本園ではお仕事や病気、急な用件、その他やむを得ない事情のあられる場合、定められた教育・保育時間の前後でお子様をお預かりする制度を設けています。この制度を『たんぽぽルーム』といいます。たんぽぽルームでは、専任の教諭・保育士により、教育・保育を行うと共に、家庭的な温もりや安心して過ごせる場を提供することにより、お子様の情緒の安定を図っています。

《教育標準時間》
7:30~8:30まで
14:30~18:30まで(土曜日は17:30まで)

《保育標準時間》
預かり保育はありません。

《保育短時間》
7:30~8:30まで
16:30~18:30まで(土曜日は17:30まで)

 

※夏・冬・春休み  8:30~18:30まで(土曜日は17:30まで)(早朝利用は7:30~8:30)
※子育て支援児の預かり保育の利用は、原則として、満3歳になられて以降となります。やむを得ない事情があられる場合は、ご相談ください。

※1号認定(3歳以上)の方で、「保育の必要性」があるお子様については、1日当たり450円を上限に月額最大1.13万円まで無償化となります。

※1号認定(満3歳児)の方で、「保育の必要性」があり、かつ市町村民税非課税世帯のお子様については、1日当たり450円を上限に月額最大1.63万円まで無償化となります。

「預かり保育の無償化」を利用されようと考えられている方で、ご不明な点があられる方は、遠慮なく園にお尋ね下さい(℡ 096-357-2541)。

施設設備

屋外にプールを備え、水を恐れない幼児を育てるとともに、水泳の基礎能力を養い、体力の向上に努めています。また、ちびっこ栽培園や園庭では、稲や野菜を栽培したり、熊本農業高校や近くの公園等では、自然散策及び野外活動を通して自然に親しむ機会を大切にしています。 また、園専用駐車場は、乳幼児の登降園時に利用できます。

スクールバス

スクールバスでの送迎を行なっております。2台体制で、それぞれ1番バス・2番バスがあります。詳しくはこちらまでお問い合わせください。

保育料・その他の経費

《1号・2号認定の幼児の保育料等》

保育料については無償となりますが、特定負担額として、毎月、保育環境維持充実費(1,500円)が必要となります。

 

《3号認定の乳幼児の保育料》
下記の①と②の合計金額を毎月(8月も含む)徴収します。
①市区町村が定める保育料(所得に応じた負担額)
②特定負担額として、保育環境維持充実費1,500円

 

《子育て支援児の保育料(満3歳未満のとき)》
毎月(8月も含む)23,000円+保育環境維持充実費1,500円
満3歳になられたら1号認定の幼児の保育料+保育環境維持充実費1,500円となります。

 

《実費徴収額》
教育・保育の実施にかかる実費分として、以下の金額を徴収します。
給食費(1号・2号)(主食費+副食費)・諸納費(行事写真代・栽培セット代・お泊り保育代等)・個人所有の用品代(19,370円から35,150円程度)・卒園アルバム代・卒園記念品代・メロディオン代・バスの維持運営費(往復3,000円・片道2,000円)

中九州第二学園 沿革

(帯山幼稚園・わかくさ幼稚園・帯山のぎくこども園)

昭和38年11月28日
個人立 帯山幼稚園認可設立 定員80人 創設者 後藤只子

昭和51年5月

遊戯室増築

昭和53年4月
園舎本体改築

昭和54年12月26日

個人立から学校法人中九州第二学園に設置者変更
7クラス250人定員

昭和55年11月
リズム室拡張工事
昭和56年~57年(2年間)

文部省研究指定校の出水幼稚園と協力し、幼稚園での文字指導について研究を行う。

昭和58年10月

学校保健統計実施の成績優秀により文部大臣より表彰を受ける。

昭和59年8月

第34回社会を明るくする運動に協力した功労により、熊本保護観察所長より感謝状を受ける。

昭和60年3月

「父兄負担教育費調査」の実施成績優秀により、文部大臣より表彰を受ける。

昭和61年2月

昭和60年度教育課程研究集会で研究が認められ、県代表として全国大会に参加する。

昭和61年~62年(2年間)

文部省研究協力校の出水幼稚園と協力し、幼児の基本的生活習慣や態度の形成について研究を行う。

平成元年3月
火災予防に貢献した功績により、熊本市消防局長より表彰を受ける。

平成2年10月
火災予防と防火思想普及に努力した功績により、日本防火協会より表彰を受ける。

平成3年2月
平成2年度教育課程研究集会で研究が認められ、県代表として全国大会に参加する。

平成3年8月
第7回九州地区教師研修大会で問題提起園となる。

平成5年10月
寄附行為変更認可(わかくさ幼稚園設置者変更)(昭和54年3月31日設立)
4クラス150人定員。

平成6年2月
平成5年度教育課程研究集会で研究が認められ、県代表として全国大会に参加する。以降例年参加。

平成7年4月
帯山幼稚園に於いて統合教育開始


平成11年5月
わかくさ幼稚園駐車場用地、栽培園用地を取得。(213㎡)

平成11年8月
帯山幼稚園栽培用地及び駐車場取得。(655.45㎡)
平成14年4月

帯山幼稚園第2園庭取得。(835.96㎡)

平成15年8月
立田山屋外保育室用地を取得。(259.83㎡)(姉妹学園の中九州学園、中九州第三学園と共有)

平成16年6月
第20回全日私幼連九州地区会設置者園長研修(佐賀)大会に於いて、テーマ「教員の資質向上を自己点検・自己評価を通して考える」で、問題提起を行う。

平成16年7月
立田山屋外保育室建設(101.08㎡)(姉妹学園の中九州学園、中九州第三学園と共有)

平成16年9月
帯山幼稚園第2園庭に第二園舎建設。(184.85㎡)

平成17年3月

帯山幼稚園新栽培園用地、駐車場用地取得。(675.16㎡)

平成17年4月
帯山幼稚園にて特別支援クラス設置


平成17年12月

認可保育所 帯山のぎく保育園を設立(H11.8取得の栽培用地を転用) 90人定員。

平成18年4月
帯山幼稚園、9クラス250人に変更。

平成19年4月
帯山幼稚園にて統合支援室(たんぽぽルーム)を設置。
平成22年1月

熊本市人権啓発市民協議会学校教育部会第2回研修会に於いて、特別支援教育について実践発表を行う。

平成24年2月
第60回熊本小児保健研究会に於いて、特別支援教育についての取り組みを発表。(演題「“見える„“わかる„環境づくり」)

平成24年7月
第41回熊本県私立幼稚園研修大会に於いて、テーマ「子どもの発達と幼稚園教育の課題」で問題提起を行う。

平成24年12月
帯山幼稚園・帯山のぎく保育園、園舎本体改築

平成26年9月
帯山幼稚園、第二駐車場取得。

平成27年7月
第44回熊本県私立幼稚園研修大会に於いて、テーマ「共感し合える保育者と保護者との関係づくり」で問題提起を行う。

昭和61年~平成26年まで毎年

幼稚園教育課程熊本県研究協議会で発表。その研究が認められ、県代表として文部科学省主催の幼稚園教育理解推進事業(中央協議会)に参加する。

平成27年9月

帯山幼稚園、新園舎(0・1歳児保育室及び給食室)を増築。わかくさ幼稚園、1歳児保育室及び給食室を増築。

平成28年4月1日

帯山幼稚園・わかくさ幼稚園が幼稚園型認定こども園として認可。

平成29年4月1日

帯山のぎく保育園が「幼保連携型認定こども園 帯山のぎくこども園」として認可。

平成30年2月

帯山幼稚園、栽培園を拡張取得。(132.25㎡)

平成30年9月

文部科学省 国立教育政策研究所 幼児教育研究センターより依頼を受け、OECD国際幼児教育調査に協力する。

平成31年2月
熊本市私立幼稚園・認定こども園PTA連合会主催の特別研修会において、「特別支援教育についての現状および取り組み」の発表を行う。
令和元年8月
熊本市私立幼稚園・認定こども園協会の公開保育園となる。
令和2年2月
熊本県・熊本県教育委員会の幼稚園等新規採用教員・保育士研修の公開保育園となる。
令和2年4月
帯山のぎくこども園、第二園庭及び栽培園用地取得。(663.32㎡)
令和4年6月
くまもと県民カレッジ主催講座・共生社会コースにて、「みんなで育つ統合教育を~就学前におけるインクルーシブ教育~」を発表。
令和4年7月~1月
認定こども園 帯山幼稚園 第一園舎、全面改築。

現在に至る。
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